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IP分散より有利なSEO

最近、特にドメインのオーソリティーが検索順位に与える影響が増していると、しみじみと感じます。

色々なサイトを解析していると、今までならある程度の傾向が掴めましたが、今では「なんでこのサイトが上位に?」と思う事が頻繁にあります。みなさんもそう思いませんか?
被リンク、ページ数、ページランク・・・など、今まで参考にしてきた指標の重要度はかなり低くなって来ました。

これまでは、2つ目以上のサイトを運営する場合、グループサイト同士の被リンク効果を狙って、新ドメインでの公開が良いとされていた風潮がありました。
しかし、2011年以降上位表示されているサイトを見ると、サブドメインで運営されているサイトや、同一テーマの別サイトをサブドメインで運営(上位表示されているのはルートドメインでも、関連性のたかいコンテンツをサブドメインで保有している)しているサイトが目立って来ています。

この状況を推測すると、

  • IP分散による被リンク効果が薄くなっている。
  • 被リンク元のドメイン数が順位に与える影響が小さくなった。

と考える事が出来そうです。

目次

被リンク要素に変わるもの

上記のIP分散やドメイン分散の影響が弱くなった代わりにドメインとテーマの関係性が強まっているように感じます。
どういう事かと言いますと、この【SWATのSEOブログ】はメインコンテンツがSEO情報です。(一応、そうなんです^^)

ある程度のオーソリティーを得た後に、サブドメインで[リスティングの運用方法ブログ]を立ち上げます。
サブドメインで立ち上げたサイトをしばらく運営すると、これまでは、http://swat9.com/はseoと関連付けられていましたが、サブドメインサイト(仮http://listing. swat9.com/)の登場で、【検索エンジン戦略のドメイン】になります。

これは、共起語のページでも解説をしましたが、同一ドメインに存在するコンテンツに幅が出たわけですね。
コンテンツ幅と深さによって質が決まりますので、ドメイン自体の評価が高まるのでは無いか、と考えられます。

もちろん、関連性のあるコンテンツに限ります。
(無料レンタルサーバーなど、一つのドメインを複数人で共有する様な場合は、別の評価基準がありそうです。)

新規サイトならサブドメインか下層か

「ルートドメインに力を渡すのなら、ディレクトリ形式にしたほうが、効果が高いんじゃない?」と思われた方は、SEOエキスパートの方ですね?w

ここからは、仮説になりますが、サブドメインは、別サイト。
ディレクトリは、ルートドメインのサブページとして、Googleに認識をされています。
今回は、メインサイトと類似テーマのサイトを立ち上げる際のお話しになりますので、http://listing. swat9.com/ が http://swat9.com/listing/ だった場合、SEOに関するコンテンツの濃度が薄まってしまいます。

SEO×リスティングのコンテンツをアップして行くのであれば問題無いと思います。
(各ディレクトリを最適化すれば問題無いなもしれませんが)
そもそも、サイトごとにドメインを分けるのは、

  • SEO目的
  • サイトごとのブランドを確立したい
  • グループサイトを切り離したい
  • リスクヘッジ

という目的があるから行う事であって、ユーザビリティを考慮した行為では無い事がわかります。
価格コムや、Yahooがサービスごとに別ドメインだったら?と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

アカウントオーソリティー

今後、インターネット上でのアカウントオーソリティーは、これまでに無く増して来るでしょう。

Facebookも、日本でのユーザー数を着実に伸ばしている事からも、流れが来ている事は間違いありません。
ドメイン名やソーシャルアカウントはこれまで以上に育てていく事を意識する事が、これからのSEOのデフォルトとなりそうです。

特にFacebookは実名登録をする必要があることから、アカウントは簡単に変える事はありませんから、検索アルゴリズムの評価基準に取り入れられるのもうなずけます。

『IP分散より有利なSEO』のまとめ

既存サイトを運営していて、新規に同様カテゴリのサイトを立ち上げるなら、サブドメインでの運用が良さそう。

ソーシャルメディア上でのアカウントの信頼性と同様に、今後ドメインの信頼性はますます増加してくるので、長く使う為の運用スタイルを考えた方が良い。

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