ブログコンサルティングのサービスを公開してから、1年程が経ちましたが、最近では1週間に3件ほどのペースでお申込みが来ており、多くの人がブログの「アクセス数」で伸び悩んでいる事に気付かされました。
それと同じく、多くの方がアクセスを上げるコツをわかっていない事にも気づきました。
累計で200件程のお申込みがありましたが、お断りするケースがほとんどです。
現在は30サイトの運営に携わっておりますが、コンサルをお受けしないケースのほとんどは、1からコンセプトの見直し、構造の設計を行った方が良いサイトばかりでした。
本気で取り組んでいる方や企業であれば、既存サイトを1度潰し、新たに立ち上げる事にも意欲的に取り組めますが、ほとんどの場合は「テクニック」を知ればアクセスが集まってくるのでは無いか?
と考えている方が多く、こういった方だと外野がいくら口出ししても、よい方向へは向かいません。
もしブログを半年以上運営していて、思うようなアクセスが得られていない方は、テクニックよりブログのコンセプトが間違っている可能性があるので、一度見なおしてみてはいかがでしょうか。
なぜアクセスを集めたいのか
全てはここにつきます。
本業のサービスサイトへ流入を増やす為のサイトなのか、会員獲得をしたいのか、口コミを広げていきたいのか。
ほとんどの場合「単にアクセスを集めたい」と思っているケースは無いはずですが、目的がアクセス集めの為なら、そのアクセスすら集める事は難しいので、すぐに目的を再度考えましょう。
何かの目的を達成する為に、アクセスを集めたいのであれば、まずは目的を明確にしましょう。
目的達成のコンセプト設計
この部分が、重要な部分になります。
コンセプトの方向が間違っていると、仮にアクセスを獲得する事に成功しても、そこから目的達成(ブログのアクセスアップは出来たが、そこから実店舗へ送客できない等)が難しくなります。
ブログのコンセプトとは、ビジネスモデルのようなもので、設計図です。
『どういった手法で、どのような質のアクセスをどの程度集め、◯◯してもらう。』
こういった、方法、質、数、最終目的を軸に何通りものシミュレーションを立てましょう。
どういった手法とはアバウトですが、毎日何記事も書けるのか、またはそんなにコンテンツが無く、質で勝負するのか。
購入客だけの限定コンテンツにするのか、広く公開するのか、といった部分ですね。
既存サイトからヒントを得る
どのようなジャンルにも競合というものがあります。地域は無視して、競合企業・店舗のブログを時間が許す限り見て回りましょう。
その時、自分の見込客が検索しそうなキーワードで、ブログを探す必用があります。
板金屋さんなら「ガラスコーティング 方法」「車 ドア へこみ」など。
ペットショップなら「犬種 しつけ」「小型犬 シャンプー 方法」など。
多くの場合、個人ブログがヒットしますが、その中から商売をされている方のブログを見つけ出します。
そのブログの更新頻度、投稿記事のカテゴリ、最終的な目的は何で、導線はどうなっているのか。
これらを一つづつ見ていくと、自分も得意としている事が載っていたり、逆に自分の方が詳しかったりとできることが明確になってきます。
毎日更新というのは都市伝説
100%嘘という訳ではありませんが、毎日更新しなければならない事はありません。
週1でも月に1回でも、大丈夫です。
ただし、ストックできる記事が多い程、アクセスが集めやすくなります。もちろん記事の質にもよりますが、
質の良い記事☓記事の量=最大アクセス
となります。
無料ブログのアクセス数は信じない事
アメーバとか楽天ブログにくっついているアクセス解析ツールは、本来見るべきアクセス数とは異なる数字になっていて、ほとんどの場合、実際のアクセス数より多い数字が表示されます。
かさ増ししている訳では無いのでしょうが、自動巡回してくるプログラムのアクセスもカウントされている様に思います。
行った施策の効果を正確に把握する為には、やはりしっかりと数字を追わなければなりませんので、無料で使えるGoogleアナリティクスで計測するようにしましょう。
まずは20記事
コンセプト設計、ブログの準備などが整ったら、コンセプトに準じた記事を20記事作成しましょう。
そして1日1記事作れるのであれば、20記事作り、そのまま2ヶ月様子を見ます。もちろんその間も更新して構いません。
経験上、20記事+2ヶ月ほどで、自分の期待するアクセス数にあまりにも届かない場合は、何らかの対策が必用な事がほとんどです。
・見込んでいるアクセス数が大きすぎる
・記事の質が低い
・そもそもニーズが無い市場を狙っている
・その他
数字が上がらないとモチベーションも続きませんので、このまま様子見で続けるのでは無く、何が悪いのか、再度、目的とコンセプト設定に戻って考え直してみましょう。