一般的にホームページとは、HomePageなので、サイトのトップページを意味する言葉です。
WEBサイトやサイトなどと言うのが、意味合いとしては正しいです。
そんなWEBサイトですが、一言でサイトと言っても、いろいろな方法で作成する事が出来ます。
サイトの更新方法や現在のスキル、今後の方向性によって、向きメリット・デメリットがありますので、検討してみてください。
ホームページ作成ソフト
HTMLやCSSといった、WEBサイトを作る為のプログラム言語を使用し作成する方法です。
昔は、テキストエディタなどに、コードを1から書いて作成していた時代もありますが、今は、HTMLの基礎が分かっていれば、比較的簡単に作れるソフトも発売されています。
メリットは、HTMLが分からなくてもサイトを作る事も出来るが、HTMLを触る事で、構造などを理解する事が出来る。
1ページづつを管理する方法の為、毎日更新するようなブログ形式などには不向き。
更新が比較的少ない、カンパニーサイトや一通りコンテンツをアップしたら完成するサイトに向いています。
また、作成したページは、サーバーにアップロードする必要がありますので、別途レンタルサーバー(無料もある)を用意する必要があります。
初心者に人気なのは
ホームページ・ビルダーです。
直感的なインターフェイスで、サイト作成が出来るまで進歩しました。
以前は不要なコードが勝手に入るのが、中級者からは嫌煙されていましたが、バージョン118では、PCサイトを作れば、自動でスマートフォンやモバイル端末に対応したサイトを生成してくれます。
また、後に紹介するWordPressにも対応し、簡単にブログ・サイトを作る事も出来ます。
メーカーサイト
Dreamweaver
もう一つは、少し中上級者向けのDreamweaverです。
ホームページ・ビルダーと比べると、値段は4倍近く高いソフトです。
プロも使うソフトで、PHP(サイト内検索や人気記事一覧などを表示させる事が出来るプログラム言語)なども書く事が出来るので、長く使えるソフトと言えます。
しかし、初心者の方には少し扱い難い部分はあります。
ワードやエクセルで、表を作成するような感覚でも作成する事は出来ますが、HTML・CSSも学んで行きたいという方は、Dreamweaverがおすすめです。
メーカーサイト
無料ホームページ作成サービス
数年前から作成を支援するASP型(ユーザーが使う機能ごとサービス提供者のサーバー上で提供する仕組み)のサービスが増えてきました。
一番のメリットは、だれでも簡単に短時間で、サイト作成が出来る点にあります。
多くの場合、サービス上で作ったサイトは、サービス提供者のサーバー上にアップする事が出来るので、作成から公開までを無料で行える点もメリットと言えます。
デメリットとしては、比較的新しいビジネスモデルの為、サービス提供会社が倒産した場合など、自分のサイトが無くなってしまう可能性があります。
特に、有料プランが無い提供者の主な収益源は、広告収入となりますので、提供会社の広告枠が埋まらない場合は運営自体が厳しくなってしまうのです。
また、こういったサービスの場合、予め用意されたデザインテンプレートの中から自分好みのサイトテーマを決める事になるので、オリジナリティのあるサイトを作りたい場合には不向きとなります。
Jimdo
Jimdoは、こんな感じのサイトやこんな感じのサイトを直感的に作る事が出来るサービスです。
自分のサイトのURLはサブドメイン型となり、『http://ココ/jimdo.com/』ココの部分に同サービスで使われていない文字列を選択する事が出来ます。
また、有料プランもありますが、値段は割高感があります。
無料プランでは、広告が表示されます。
サービスサイト
AMSホームページ
ASMもJimdo同様にサーバー上で、サイトを作成出来るサービスで、サブドメイン型の部分も同じです。
異なる点は、AMSは国内の企業が行っているサービスである為、予め用意されたテンプレートも日本人に馴染みやすいデザインのものが多くあります。
サービスサイト
レンタルブログ型
ブログ大国(参考)と呼ばれる日本では一番馴染みやすい形式の運営方法かもしれません。
アメブロや、ライブドアブログ、はてなブログ、楽天ブログなど、国内で名の知れたIT企業が運営しているので、安心感があります。
それぞれのサービスに特徴はありますが、このページでは深く触れません。
レンタルブログサービス提供企業の収益源は、広告によるものです。
多くのユーザーが記事を書く事で、自社の露出が増えるので、広告としての価値が上昇しますし、提供会社は別事業を行っている事が多いので、自社のブランディングにもなっています。
レンタルブログの一番のメリットは、好きなデザインをクリックひとつで選び、後はワードで文章を書くように記事を作れる所にあります。
また、同サービスを使ったユーザー間での交流なども、日本人受けする一つの要素になっています。
デメリットとしては、
・サービスによっては過剰な広告で、デザイン性が薄れてしまう
・基本無料の為、ビジネスで使うには適していない
・オリジナルデザインにしたい場合は、HTMLなどの知識とは別にサービス特有の記述法則を覚える必要がある
・基本オリジナルのドメインが使えない
などがあります。
サイトを立ち上げてから、アクセスが集まるまでの初動は軽快ですが、中長期(半年以上)のスパンで見た時には、あまりおすすめできません。
独自ドメイン型ブログ
自分でレンタルサーバーを借り、ブログシステムをインストールして行う運用方法。
サーバーを借りたり、ブログシステムなどと言うと、かなり難しいそうな印象ですが、スタート方法がわかれば、ホームページ作成ソフトを使って公開するより、早く見栄えの良いものが出来ます。
ブログシステムは、「WordPress(ワードプレス)」と「Movable Type(ムーバブルタイプ)」が有名です。
使っている人が多いシステムは、何か障害が発生した時、検索して調べれば大抵の事は解決する事が出来ます。
中でもワードプレスは、検索エンジンにヒットしやすくなる(SEO向き)と言われていて、プラグインと言われる拡張機能をインストールする事が可能なので、難しいプログラム知識が無くとも運用する事は可能です。
この運用方法のメリットは、独自ドメインを取る部分にあります。
サイトを運営してからの運用年数は、重要です。
昨日、今日出来たサイトと5年前からあるサイト、どちらの情報が信頼できますか?
極端な話しですが、昔からあるサイトの方が信頼性は高いでしょう。
検索エンジンも、最近出来たサイトより、以前から運用されているサイトを評価する傾向がありますので、無料ブログなどのレンタルドメインでは無い価値を、蓄積していく事ができます。
まとめ
ドメインとサーバーは別ものなので、最初は月300円程度の格安レンタルサーバーを借り、アクセス数が増加してきたら、少し高いサーバーに引っ越す事も出来ます。
将来的なビジョンが少しでもある場合は、間違いなく、独自ドメインを取得した上で運用を開始する事をおすすめします。
もし、本当のテストとして始めるのであれば、スタートアップが楽なレンタルブログ。
HTMLを覚えながらサイト作成をしていきたいのであれば、作成ソフトを使用した流れが良いと思います。