ネット専業のお店でも実店舗でも、お店の最新情報をブログなどでリリースしている方は多いと思います。
しかし、残念な事にそのブログは、書く事に費やした時間以上の売上を運んではくれていません。
FacebookやTwitterなどを使って、お店のファンを増やすといったマーケティング的発想は比較的浸透してきましたが、その運用コンセプトがしっかりとしていない事で、新規見込み客の発掘が出来ないばかりか、マイナス要素になってしまっているケースもあります。
広くファンを作るといったマーケティングは正しいと思います。
そして、このサイトのメインターゲットである、中小企業のウェブ戦略として、活用する事でウェブを最高の広告塔として活用する事が出来る反面、何も知らないまま始めるのは思わぬ災難に曹禺する可能性が存在しています。
意味の無いスタッフブログ
スタッフブログの目的はそのブログ運営者(運営企業)によって異なりますが、多くの場合、ユーザー(見込み客)に対する露出の増加ではないでしょうか。
ブログという媒体をターゲットに露出する事で、販売サイトや実店舗の名前を覚えてもらったり、ブログを見たユーザーから共感を得てファン化させる事が大きな目的です。
しかし、意味の無いスタッフブログは
例1、新商品入りました~。近くに寄ったら来てくださいね~。
例2、今日の夕飯は美味しいカレーでした!
なんて書かれてたりします。
例1はそもそも、その店舗を知っている人の為の情報発信に限られてしまい、新規を誘導する為のツールとしての機能を果たしていません。
例2は論外ですね。そもそも、貴方の夕飯に興味のある人なんていません。
運営体制
例で上げたスタッフブログは一度は目にした事があると思いますし、世の中にあるほとんどのスタッフブログがコンセプトが考えられておらず、ファンを作るなんてタイソウな目標からはかけ離れてしまっています。
なぜこうなるのかと言うと、そのお店のブログの運営体制が問題な事が多いように感じます。
- 「ネットただで情報公開出来るからブログでもやってみよう」
- 周りのスタッフよりも少しPCに詳しいスタッフが担当者に任命された
- 「ブログを書いて」と、上司が指示するが、具体的な運営ポリシーが存在しない。
- ポリシーが無いので、担当が離職した場合、別担当が自由にポストする
- 詳しい人が近くにいなくなると、更新が停止する
かなり簡略的ですが、実際の所こんな感じですかね^^;
実際の所、程度の差はあれど、近い形で運営されているであろうブログは非常に多いですし、実店舗を運営している以上、別の事に時間を割く余裕が無いわけなので、当然と言えば当然です。
そして、どの程度の集客が見込めるかわからないものに、専門の人材を雇う事は出来ません。
広く情報を公開するリスクを知る
なんとなくブログをするのであれば、しない方が良いです。それはなぜかと言うと、例えば、更新されていないブログを見込みユーザーが見つけた時、
「人気の無いお店なのかな?」と思われてしまうリスクがあります。
また、ブログがどういったものかがわかっていないのに、FacebookやTwitterが流行っているという理由で始めるのも同様にリスクの方が高くなります。
お店の公式アカウントを持つ事は、そのアカウントから発信される情報は全てお店の責任です。
無責任なスタッフがその時の感情だけで、Twitterにポストし、炎上。
この様なニュースは、毎日のようにネット上で話題になります。
多くの人に知ってもらえるWEBでは、マイナス情報も多くの人に伝わってしまいますし、そういったネタ的情報の回るスピードはあっと言う間です。
そして、一度広まってしまえば、後からその過去を消す事は容易ではありません。
なんとなくやっているお店のブログやSNSアカウント。しっかりと管理はできていますか?