失敗しないレンタルサーバーの選び方

レンタルサーバーは、サービスを提供する会社によって、価格や性能が大きく異なります。
なにより、そのサーバーを利用して『出来る事が違う』ので、後々に後悔しない為には、自分が契約をしようとしているサーバー会社では、どのような機能を提供しているのかを知っておく必要があります。

目次

  1. 失敗しない為の予備知識
  2. サーバーの種類
  3. 自分に合ったサーバーを選ぶポイント
  4. データセンターの物理的な場所も考慮する

1.失敗しない為の予備知識

格安を売りにしたサービス提供者の多くは、獲得したいユーザー層が、初心者に絞っている事が多い為、初心者が「いいな!ここ!」と思うポイントを大きくアピールしています。
そのアピールポイントは多くの場合、サーバー容量や作成出来るメールアドレス数が無制限、などです。

「やっぱり、容量は少ないよりは多い方が良いし、メールアドレスもいつかは沢山必要になるかもしれない」
という心理になりますが、実際の所、容量はそんなに使いませし、メールアドレスだって、個人で使う程度なら10個も作れれば十分です。

容量を増やしたプランを提供する事は、サーバー会社にとってコストを増やしている事になりますので、その分何かが削られていると思っていいでしょう。
また、当サイトの様にサーバー各社を比較しているサイトが数多くありますが、これらのサイトは、自分のサイト経由で申し込みがあった場合、サーバー会社から、サイト管理者に紹介手数料が入る形になっています。
これはアフィリエイトと呼ばれるシステムですが、紹介手数料は、サーバー会社によって異なり、紹介手数料が良いサーバー会社と、悪いサーバー会社があります。

サイト管理者としては、1件の成約でより多くの手数料をもらいたいので、手数料の多い会社を『オススメのレンタルサーバーです!』と宣伝をしています。
これが悪い事かどうかは割愛しますが、比較サイトと言っても正しい比較データを元に紹介しているサイトが少ないのも事実です。

当サイトについて

当サイトも上記同様のアフィリエイトを利用し、本サイトの運営費に当てていますが、管理人は元WEB業界で働いていました。
SEOと言われるサービスを提供する関係上、非常に多くのサーバーを契約する業務を行っていました。
その流れから、自分が実際に使ってみて、レンタルサーバーの良い部分や悪い部分を総評し、このサイトを立ち上げています。
その為、紹介料の高いサーバー会社をヒイキする事なく、自分が使った感想や、ベンチマークなどによる客観的な視点で、比較をしています。

純粋な比較サイトとして使ってもらえればと思います。

2.サーバーの種類

レンタルサーバーには大きく分けて、共用サーバー、仮想サーバー、専用サーバーの3つに分類する事が出来ます。

共用サーバー

当サイトで最も多く紹介している契約形態で、初心者の方の大半は共用サーバーを選択します。
3つの契約形態の中で、一番安価で設定が簡単な反面、高度なサーバー設定は行えません。1台のサーバーを複数人で利用する為、同居人が負荷の高いプログラムなどを稼働させていた場合、自分のサイトも重くなる可能性がります。

仮想サーバー(VPSサーバー)

共用サーバーに専用のソフトをインストールし、専用サーバーと同様の柔軟な設定等が行えます。価格帯は共用サーバーと専用サーバーの中間程度。設定内容が細かい為、個人向けとしてはあまり向かないかもしれません。

専用サーバー

1台のサーバーをまるごとレンタルする方式です。回線の太さや、サーバーのスペックを選択する事が出来る為、柔軟なカスタマイズが可能で、大規模なサイトやアクセス数が莫大に多いサイトに適しています。
基本的なソフトがインストールされていないため、全ての設定を自分で行わなければなりません。

企業用の大規模なサイトを作る予定が無い限り皆さんは共用サーバーを利用する事をお薦めします。性能を見るとVPSサーバーや専用サーバーには劣るわけですが、そもそも設定そのものが難しく、それを行わないと満足にWEBサーバーとして利用する事も出来ません。
最近は、共用サーバーに使用されるマシン自体の性能も向上し回線も太くなっている為、全く問題なく利用出来ます。

3.自分に合ったサーバーを選ぶポイント

人が良いと言っているレンタルサーバーが、自分にとって良いものとは限りません。
それは、その人と貴方とでは、ニーズ(必要なもの)が違う可能性がある為です。契約したサーバーを使って何をしていきたいのかを考え、その内容を全てこなしてくれるサービスが貴方にとっておすすめのサーバーとなります。

独自ドメインを使いたい

現在でもまれにサブドメイン型の有料サーバーを見かけますが、当サイトで紹介しているほとんどのサービスが、独自ドメインを利用出来るものとなっていますので、選定の基準からは抜いても大丈夫でしょう。

写真などを公開したい

写真を公開したい方は、大容量かつ転送量が無制限のサーバーが良いと思います。写真は容量が大きいですし、撮影した写真を公開する方でしたらきっと、「大きいサイズで多くの人に見てもらいたい!」と考えるでしょう。

【表示サイズが大きい=容量が多い】となり、写真1枚(1280px☓980px)あたり約300KBの容量となります。

写真のみを公開した場合、300枚程度をアップロードすると約1GBの容量を利用した事になります。また、転送量はサーバーへアップロードするファイルの容量ではありません。
例えば、1人が1枚の写真(300KB)を閲覧した場合、転送量は300KBになります。2人であればその倍になり、写真の容量が倍になればさらに倍になります。

1ヶ月にどのくらいのアクセスが見込めるかが想定出来ないと、計算が出来ませんが、月のアクセスが1万で、全てのファイルサイズが300KBと想定した場合、1ヶ月の転送量は3GB(3,000,000KB)となります。容量の大きなファイルをアップロードする場合、多くのアクセス数が見込める場合は、レンタルサーバーのディスク容量と、転送量の2点を重点的に確認しましょう。

ブログを作りたい

wordpress

当サイトでは、独自のブログを作るのであればWordPress(ワードプレス)を薦めています。
なぜWordPressが良いのかはこちらを御覧ください。

WPを使ってブログを始める為には、MySQLとPHPが使えるサーバーが必要になります。MySQLはオープンソースのデータベース(無料で使えるソフト)で、多くのデータを扱うWEBサイトでは表示速度を高速にしてくれるなどの効果を発揮します。
PHPは、プログラム言語で、WordPressを利用する為にはこの2つが使えるサーバーである必要があります。初心者の方には、ちょっと敷居が高そうですが、プラグインと呼ばれる拡張機能やデザインテンプレートをワンクリックでインストール出来、本格的なWEBサイトを手軽に作れます。

最初の設定が少々難しい部分もありますので、より簡単に始めてみたい方は、”簡単インストール機能”が利用出来るレンタルサーバーを選ぶと良いでしょう。

まとめますと、WordPressを簡単に利用する為には、MySQLとPHPが使えて、簡単インストール機能が付いているサーバーかどうかを確認すれば良いということになります。

中小企業用のオフィシャルサイトを作りたい

企業のウェブサイトを作るにも共用レンタルサーバーで全く問題はありません。
個人向けと異なる選考点としては、

  • お問い合わせフォームにSSL認証が付けられるか
  • メールアドレス数が数十個使えるか

に重点をおいて検討すれば十分です。

見込み客を獲得する為の問い合わせフォームから個人情報が漏れたりしてはブランドに傷が付きますし、私は『まともな企業ならSSLを導入しているだろう』と考えますし、そういったセキュリティーに意識の高いユーザーは年々増加傾向にあります。

4.データセンターの物理的な場所も考慮する

場所を考慮

日本は、アメリカなどに比べレンタルサーバーの利用料が高い傾向にあります。これは、インターネットの歴史の長さと、英語圏と日本語圏の人数の差にある為です。

英語を使う人口は8億人に対し、日本語は1億強しかいません。1つのサーバー会社に、より多くのユーザーが契約をしていれば、1ユーザーあたりの利益を減らす事が出来るので、販売価格を下げられます。

その為英語圏の方が有利という分けです。もちろん、その需要を満たす為に日本より多くのホスティング業者がある訳ですが、多くの業者がいるという事は、価格競争も激化します。
日本国内でも1990年頃からサーバー事業を開始する企業が急激に増加をしました。サーバーは高額である為、ある一定のユーザー数を獲得するまでは赤字が続きますが、一度黒字転換してしまえば、安定した収益が獲得出来るビジネスモデルとして流行しました。

そのため、今からレンタルサーバー事業に参入する為には多くの資本が必要で、容易に始められるビジネスではなくなったと思われます。新規参入企業が鈍化する事で、国内の価格競争にも拍車がかからず、英語圏と比べ価格帯に大きな差が出ています。

この様な背景があり、海外のレンタルサーバーを日本法人が仕入れ、日本語のサポート付きで販売をしているケースもありますが、公開予定のサイトが英語圏向けに配信されるサイトで無い限りお薦めできません。

理由は、日本から海外サーバーへアクセスすると遅い為です。
日本のPCから国内のデータセンターに置かれたサーバーにアクセスする距離と日本のPCから海外のデータセンターに置かれたサーバーにアクセスする物理的な距離の差によって海外サーバーの場合は遅くなるのです。
また、自分が直接海外サーバーを借りる場合は、サポートや決済なども全て外国語になりますので、よほどの理由が無い限り日本国内にデータセンターがあるサーバー会社を利用しましょう。

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2014/04/09 | 初心者

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